こんにちは、アウラの三輪です。
Windowsには『ペイント』という簡単なお絵かきソフトが昔から搭載されています。
Windows10には、そんなペイントと似た名前の「ペイント3D」なるアプリが標準搭載されています。
調べてみると、意外な使い方ができると知ったので、今回はそちらをご紹介します。
ペイント3Dは、スタートメニューの『は』行の中にあります。
従来のペイントと同じ感覚でWindowsアクセサリ内を探し回り、全然見つからなくて焦りました(見つけたと思ったら『Print 3D』という別物だったり)
起動して『新規作成』を選択すると、新しいキャンバスが開きます。
画面上のアイコンから、いろんなオブジェクトを作成できます。3D図形は周辺のアイコンをマウスで操作することで、回転や移動が可能です。
ただ、2D図形や2Dテキストは一度配置してしまうと移動や編集はできません。伊達にペイントを名乗ってはいないと、妙に納得しました。
一見お絵かき機能のみに見えますが、実は、簡単な写真編集なら行えてしまうんです。
開く→ファイルの参照から好きな画像を開きます。
(既にペイント3Dが起動している場合は、画面左上の「メニュー」から辿れます)
開いたら、マジック選択をクリック。
画像の周囲に〇が現れるので、〇をドラッグして操作したい対象(今回は中央のレッサーパンダ)にサイズを合わせます。これは大雑把でOK。
対象がブルーの線で囲まれて、自動的に選択されました。
でも、足りなかったり余分だったりしているので、「追加」と「削除」を使って選択範囲を修正します。
それでも大雑把。性格が良く表れています。
選択範囲が修正できたら「完了」をクリック。
見た目に変化はありませんが、レッサーパンダの周りに3D図形の時と同じようなアイコンが表示されています。
ドラッグしてみると…
レッサーパンダだけ動きました! 背景は自動的に補完されています。
選択が雑過ぎていろいろ残っちゃっていますが、レッサーパンダを取り除くことができました。
切り出した画像は、3D図形と同じ扱いになっているようで、立体的な回転などができます。写真から切り出した画像には奥行きがないので、使い道があるかは不明。
3Dソフトを普通の写真画像の簡単な修正に利用できるというのは、私にとっては驚きでした。あくまでも3D画像を作るためのものだと思っていたので。
Photoshopのようなプロ仕様の写真編集ソフトには到底適わないものの、Windows10ユーザーなら誰でも使えるので、ちょっとした編集に役立ってくれそうです。
あまり大きな修正には向きませんが、対象が小さなものなら十分使えるのではないでしょうか。
もちろん、3D描画ソフトとして図形を並べてるだけでも結構楽しいので、興味を持った方はぜひ。
今回のブログのアイキャッチは、ペイント3Dで作ってみました。一昔前のゲームの背景みたいですね。
斜め上から見るとこんな感じ。