こんにちは!アウラ広報部です。
突然ですが、TIOTOK(ティックトック)をご存知でしょうか。
その名を耳にしたことがある方が大勢いらっしゃるように、今では「TIKTOK」は無視できないほど流行して、一つの文化となりました。
そこで、皆さんにお聞きしますが、TIKTOKの特徴的なロゴのデザインスタイルに、何か気づいたことはありませんか?
日常の中で「これ、TIKTOKっぽいな〜?」というイメージを、見たことはありませんか?
今回のアウラブログは、このかっこいいデジタルエラーをテーマに掘り下げていきます!
興味がある方に向けて、まずはTIOTOKっぽいロゴの作り方をご説明…する前に、由来をご紹介いたしますね。
まず、TIKTOKっぽいデザインスタイル、これは「グリッチ・アート(Glitch art)」と呼ばれるものです。
グリッチ・アートとは、音楽や画像などのデジタルデータや電子デバイスが破損することによって“壊れた”データに偶発的な美を見出すというアートのこと。
1963年、ニューヨークで『ナム・ジュン・パイク』というアーティストが、自身の個展で磁石で変調された13台のモニターを作品として展示しました。
モニターはすべて同じチャンネルのTV 放送にチューニングされており、それらはパイク自身が、中古のモニターを改造して作ったものでした。
ケージの「プリペアド・ピアノ」にならって「プリペアドTV」と名付けられたその作品が、世界で初めてのグリッチ・アートとされています。
そして、1980年代に「サイバーパンク」なるものが流行したのをきっかけに、グリッチ・アートはファンタジーの「具体化」として、今日まで “美学の一つ” として存在しています。
近年、映像技術の進歩や審美の多様性と共に、デザイン業界ではグリッチ・アートがよく使われています。例えば、2017年に士郎正宗の漫画『攻殻機動隊』を原作とし、ルパート・サンダースが監督を務める話題作『ゴースト・イ ン・ザ・シェル』は、作品の特徴に合わせるためにグリッチ・アートのメインビジュアルを採用しました。
グリッチ・アートは、今では私たちの周りでもよく見られるようになりましたが、この若者に人気なデザインに目をつけて実際にロゴのスタイルに採用した企業は、数ある大手のデジタル通信企業の中でも「TIKTOK」の運営会社である「ByteDance」のみです。
そして、TIOTOKというアプリのブームと共に、グリッチ・アートのスタイルも注目を集め、”グリッチ・アート = TIKTOK っぽい” というイメージが定着化されました。
さて、グリッチ・アートの由来をご説明したところで、これからロゴの作り方をご説明しましょう。
まずは、下記の記事を参考にして、 グリッチ・アートのビジュアルの特徴をまとめます。
外部リンク:TIKTOK のロゴが誕生した背景とは?
・相補的、対照的な色の組合せを使用することにより、デジタルエラーのような状態を作り出し、目を引きやすい。
・同じデザインの箇所を、あえて複数にずらすことによって、”ゴースト”なイメージを作り出す。
・メインの部分以外に、エラーっぽいラインも添えることで、雰囲気に深みが増す。
まずはバックグラウンド(背景)を作ります。後から追加していくデザインが際立つように、暗めの色を使うのがオススメ。
メインとなるデザインを3つにペーストし、色は「#ed2c5c」(ピンク)、「#58ebe7」(青)、「#ffffff」(白)と、別々に設定します。
白に設定した部分を中心に置き、青に設定した部分をやや左上に重ねて、さらにピンクに設定した部分をやや右下に重ねます。そして、白い部分を消すと、重なった部分が白くなります。
最後に、メインビジュアルの雰囲気に合わせた添え物(ラインや絵文字など)を、お好みで追加しましょう!
いかがだったでしょうか?
TIKTOKっぽいビジュアルは、実はこのようにして作れます。
皆さんも一度、試してみてはいかがでしょうか。