致知・遅々・父・乳

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致知・遅々・父・乳

致知・遅々・父・乳

星出です。

致知をご存知でしょうか?
致知とは、致知出版社から刊行されている月間誌です。

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恋愛で結果を残せなかったふがいない2013年の中で、『人間学を学ぶ月刊誌 致知』に出会えたことが私に大きな希望を与えてくれました。

日本人として生まれたことの感謝を忘れずに生きてきたつもりでしたが、致知を読むことでますます『日本人として生まれてよかったなー。』と思わされます。
なぜならこの致知に紹介されているのは、自分の信念のために、地域のために、公のために、自分を犠牲にして行動を起こしているかっこいい人たちなのです。
私も同じ日本人として誇りに思いますし、「次は俺が!」と致知を読む度に思わされます。

そんな致知の中でも私が特に好きな特集があります。それは『二十代をどう生きるか』という特集です。
取り上げられるのは、今をときめく起業家たち。彼らが今の輝かしい地位を築くまでにどんな二十代を過ごしてきたのか、体験を元に語られます。
毎号この特集を読むうちに彼らの言葉に共通点が見受けられました。
それは、『二十代の仕事は量で決まる。二十代を懸命に働くことが成功の必要条件。』ということです。
業種・年齢など全く違う彼らから、それが異口同音に語られるのです。

今では、人から羨望され世の中に影響を与える存在の彼らですが、若い時代、特に二十代は言い知れぬ苦渋の日々があったのです。その辛い時期に彼らは猛烈に働きます。それが仕事人としての根幹を作っていったのだと思います。

それらの体験談を知るにつけ、自分がどのような二十代を過ごせばいいのか、どんな考え方を持つべきなのかを考えさせられます。

いつか仕事で辛くなった時、彼らの話を知っていることが「あの人たちがあんなにがんばったのに。俺にできないはずがない。」と奮起する材料になると思います。
モチベーションが上がります。気持ちいい読後感があります。

致知出版社は、月刊誌『致知』を軸にしながら、単行本の発刊も行っています。
それらの本も、致知出版社が発刊するだけのことはあり、どの本も非常に質が高いです。

その中でも、森信三さんが著した『修身教授録』は生涯にわたり読み続ける本であると思います。
この本の面白さは、もちろん語られる内容の素晴らしさもそうですが、この本でしか楽しめないものがあります。
それは、読む度に『いいなあと思う箇所が変わること』です。
自分の心境、何をその時思っているか、その時々によって心に残るものが変わります。
自分が成長していく過程で、この『修身教授録』のどの部分に感化されるかが変わってくるのです。
読み直す度に『今回はこの本のどの部分が心に残るのだろう。』とわくわくしながら読んでいます。
だいぶ先の話になりますが、60歳の自分はこの本をどんな心境で読んでいるんだろうと今から気になってしまいます。

そんな素晴らしい本の著者である森信三が、盛んに広めようとした言葉にこのようなものがあります。

人間の一生(読み人知らず)

職業に上下もなければ貴賤もない。世のため人のために役立つことなら、何をしようと自由である。
しかし、どうせやるなら覚悟を決めて十年やる。すると二十からでも三十までには一仕事できるものである。それから十年本気でやる。
すると四十までに頭をあげるものだが、それでいい気にならずにまた十年頑張る。すると、五十までには群を抜く。しかし五十の声をきいた時には、大抵のものが息を抜くが、それがいけない。「これからが仕上げだ」と、新しい気持ちでまた十年頑張る。すると六十ともなれば、もう相当に実を結ぶだろう。だが、月並みの人間はこの辺で楽隠居がしたくなるが、それから十年頑張る。
すると、七十の祝いは盛んにやってもらえるだろう。しかし、それからまた、十年頑張る。するとこのコースが一生で一番面白い。

【どうせやるなら覚悟を決めて十年やる。】この箇所が二十五歳の私に特に響きました。
そして私は、2つのことを思い出しました。

一つ目は、十万時間論のことです。
マルコム・グラッドウェルが著した『非才!』という本には、成功者になるための方法が科学的な視点から書かれています。
彼が提唱する理論の根幹が、この十万時間論です。

簡単に言えば、
【誰でも、十万時間なにかに打ち込めば、必ず一流になれる】
というものです。
この『非才!』という本の中にはそれを実証する様々な事例が紹介されています。

もう一つが、吉本隆明が糸井重里との対談で語っていた、
【十年頑張ればものになる】
ということです。
マルコムと同じように吉本隆明も、時間をかけて何かに打ち込めば必ず成功すると語っています。

マルコムが科学的な調査を元にこの結論に達したのに対し、吉本隆明は体験や経験などから語っているのがおもしろいところです。
森信三も、先の文章の中にあるように【二十からでも三十までには一仕事できるものである。】と紹介しています。

十万時間を十年かけて達成するには、一日あたり3時間弱。
これを続けることが成功の鍵なのだと改めて気付かされました。

マルコムが、吉本隆明が、そしてあの森信三が言うのならば、きっとそうなんだろうと思います。
『才能なんて関係ない、時間をかければ成功できる』と気づかせてくれたのも致知のおかげです。

致知に出会えたことでこれからの仕事人生の指針が生まれたように思います。
これから先、たくさんの試練や困難が待ち構えていると思います。
順調に事が進んでいくことなんて稀だと思います。
しかし、辛いときに致知を読み返せばたくさんの偉人のエピソードに出会えます。
それらを読むことで自分を奮い立たせ、頑張る糧にしたいと思います。
致知に紹介されている偉人達を父と仰ぎ、乳ばかり追い回している自分を戒め、遅々とした歩みでも着実に精進していきたいと思います。

『人間学を学ぶ月刊誌 致知』は定期購読でお求めください。
1年間 10,000円(一冊あたり833円)で読めます。

詳しくは致知出版社WEBサイトをご覧ください。
http://www.chichi.co.jp/

以上、月刊誌致知のステマでした。

※ステマ…消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為をすること。

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