こんにちは、三輪です。
Webサイトの閲覧に必要なブラウザ。アウラでも、制作内容の公開時には複数のブラウザやOS、デバイスでの確認を行います。
Google Chrome、Microsoft Edge、Firefoxなどは皆様目にされる機会も多いかと思いますが、そんな有名どころ以外にも、ブラウザソフトは数多く存在します。
その中のひとつ「Vivaldi」に、一風変わった機能があると聞き、遊んで試してみました。
Google Chrome等と同じく、Webサイトを閲覧するためのブラウザソフトです。読み方は「ヴィヴァルディ」。
響きには聞き覚えのある方も多いと思います。小・中学校の音楽室の壁に肖像画が飾られていたりしましたよね。あるいは、某英文字フォントを思い浮かべる方もおられるかもしれません。
それのパk…ではなくオマージュ的な意味の名前? ブラウザに? そんなわけないだろうと思っていたら本当でした。
名称は、同名の近世ヨーロッパの作曲家・アントニオ・ヴィヴァルディに由来する。「覚えやすくて、世界中で知られていて、革新的な名前」だったからと、「ヴィヴァルディの音楽が当時とても革新的だとされていた」からと、「革新的なブラウザを作っていきたいという思いを込めて」という理由が挙げられている。(Wikipediaより)
そして更に驚いたのが、「ヴィヴァルディ 素材」と検索して、作曲家ヴィヴァルディの顔素材が複数見つかる事実。
名前の由来の衝撃冷めやらぬまま、何はともあれインストール。
下記の公式サイトからインストーラーをダウンロードし、画面の指示に従って実行すればOKです。
▼Vivaldi公式サイト
https://vivaldi.com/ja/
基本的にはどのOSにも対応していますが、なんとiOSには未対応。2021年前半の時点では、実装の目途も立っていないとのこと。
シェアを広げる上で、これはかなり致命的なのでは…。開発者の皆様、頑張ってください。
起動した最初のページ(ホームページ)には、「みんなよく使うでしょ?」と言わんばかりに、有名どころのリンクボタンがズラリ。
動かしてみた印象は軽いでした。起動も早いしページ表示もサクサク、ブックマークボタンが目につきやすい左配置になっているなど、なかなかの使い心地。
最新版のVivaldiには、メール・カレンダー・フィードリーダーがベータ版として搭載されています。
このカレンダーの通知機能が話題になっていました。
早速試してみたいと思います!
初期設定では、画面の左端に「ウェブパネル」という、よく使うであろう機能のアイコンがまとまった欄があります。この中の「カレンダー」をクリックします。
「カレンダー」のアイコンが表示されていない場合は、画面左下の歯車アイコンをクリックし、一般 → 生産性機能欄の「メール、カレンダー、フィード機能を有効にする」のチェックをオンにしてください(保存ボタン等はありません。チェックを付ければそれで有効になります)
「カレンダー」アイコンをクリックすると、アカウントの追加を求められます。
既にGoogleでカレンダーを使用されている方でしたら、「Googleカレンダー」を選択していただいて良いかと思います。
今回はひとまず「ローカル」を選択したまま「続ける」をクリック。カレンダーが表示されるようになりました。
もう一度アイコンをクリックすると非表示にできます。
また、メインエリア上部に表示されている「カレンダー」をクリックすると、月単位や年単位での表示も可能です。
では、問題のカレンダー機能の詳細を見てみたいと思います。
画面左下の歯車アイコンをクリックして、カレンダーの設定を開きます。
設定画面を下にスクロールしていくと…ありました。
システム通知やダイアログ表示の下に、溶かすだの燃やすだの、不穏極まりない文字が。
どういうことだ? というか設定したらどうなるんだ!?
とりあえず、上から順に試すとしましょう。「ブラウザを溶かす」のチェックをオンに(この字面だけで早くも異常事態)
それから、デフォルトの予定通知を「イベントの時刻に」に変更。
設定画面を閉じてカレンダーに戻り、適当な予定を登録してみます。
すぐに動作を見たいので、1分後に設定。
おおおおお……
見逃した方のためにもう一度。
溶けるというより崩落という感じですが、画面が崩れていきました…。何事もなかったかのように再通知の設定画面が出ていますが、正直、ドキッとし過ぎて動揺が抜けきらない身としては、それどころではありません。
通知を「燃やす」に変更してみると…
燃え上がりました…。
何というナイスな通知方法でしょうか。表示時間が短いので、うっかりしていると見逃してしまいますが、それでも楽しいことに変わりありません。
実は音を設定することも出来るので、「いくら面白くたって気づけない!」という方は、ニワトリの鳴き声とか設定してみると良いかもしれません。
コケコッコー!と高らかな叫び声と共にブラウザが炎上する様は、なかなかにシュールです(笑)
余談ですが、今回のブログで一番時間がかかったのが、この溶けたり燃えたりする瞬間のキャプチャ。何回撮り直したか覚えていません。
イロモノ扱い的な紹介になってしまいましたが、実際に使ってみると動作も軽量ですし、アイコンが縦に端に並ぶウェブパネルも使いやすく、ブラウザとしては十分優秀でした。
標準でキャプチャ機能を持っているほか、1つのウィンドウ内でタブを分割して表示することも可能です。
特に同一ウィンドウ内でのタブの分割表示は、個人的に嬉しい機能でした。これ、他のブラウザーも標準対応して欲しい。
今回ご紹介したカレンダー機能は現在ベータ版ですが、カレンダーとして十分使えるレベルである上に画期的な通知機能(笑)もあるので、そのうち正式版として搭載されるのではないかなと思っています。
まだまだ隠れた面白い有効な機能があると思うので、どんどん触っていきたいと思います。興味が湧いた方はぜひお試しを。