Webサイトのアクセスやエラー情報を蓄積しているログや、アプリケーションの処理の流れを記録するログなど、
サーバー上には様々なログファイルが蓄積されています。
アプリケーションの開発時はログを確認しながら実装をしますが、リアルタイムにログの内容を確認するのに便利なtailをご存知でしょうか?
今回はこのtailコマンドでリアルタイムに最新のログを表示する方法をご紹介します。
tailコマンドはlinux系のOSで用意されている「ファイルの最後の数行を出力してくれるコマンド」です。
tailは英語で尻尾という意味で、まさしくファイルの尻尾(最後)の部分を見せてくれるコマンドなんですね。
コマンドなので、ターミナルなどCLI(コマンドラインインターフェース)で使います。
なので、まずはMacのターミナルを開きましょう。
ターミナルを開いたら、下記のコマンドを実行してみましょう。
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$ # tail テキストファイルのパス $ tail ~/text.txt |
コマンドを実行すると、text.txtファイルの末尾10行を出力します。
これがtailコマンドの基本の使い方です。
ただし、これだけだとログが追記されるたびにコマンドを実行しなおさなければなりません。
-f オプションをつけることでファイルの変更を監視し、ファイルに追記があるとその内容を出力してくれます。
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$ # text.txtファイルの変更を監視し、追記があると出力 $ tail -f ~/text.txt ~~~↓ここに追記分が出力されていきます↓~~~ テキストテキスト.... |
監視状態を終了するには、「control + c」で終了します。
アプリケーションの開発では、エラーの確認や、プログラムの処理の流れの確認などで、ログファイルは重宝します。
ログをリアルタイムで確認しながら実装することで、問題箇所の特定がしやすくなったり、特定の行で変数の値をログに出力したりすることで、その時点の変数の値を確認できたり、開発がより効率的になります。