こんにちは。
Webディレクターを担当している寺崎です。
今回は、全く新しい分野への挑戦としてWeb制作会社でのWebディレクターとしてキャリアをスタートさせた経験をお話しします。この記事が、Webディレクターに興味を持つ方々や、Web制作会社への転職を考えている方々の一助となれば幸いです。
2020年、27歳でコロナ禍により海外から帰国した私は、新たな職業を模索していました。
とあるきっかけで幼い頃にHTMLを使って簡単なホームページを作った楽しい記憶が蘇り、Webデザインの世界に飛び込むことを決めました。
そこでタイミングよく母から職業訓練校の存在を教えてもらい、Webの基礎を学ぶために3ヶ月間の研修を受けることにしました。この期間中、HTMLやCSSの基本からPhotoshop、Illustratorといったデザインツールの使い方まで、幅広く学びました。
正直なところ、この短期間だけでは実務に直接活かせるほどのスキルが身につくわけではありません。しかし、この経験は今後、Web業界で働くことが自分に本当に適しているかどうかを判断する、そして何から学び始めれば良いのかを知る良い機会となりました。
ちなみに当時は、将来Webディレクターとして活躍できるかもしれないというぼんやりとした希望を抱きつつも、それが現実になるとは想像もしていませんでした。。
しかし、この3ヶ月間は、私にとってWeb業界への重要な第一歩であり、その後のキャリアに大きな影響を与えることとなりました。
職業訓練校を卒業後、まずは実績を積まないといけない!とすぐにWebデザイナーとしてアルバイトを始めました。
業務時間外にもWebデザインの業界に関連するコミュニティへの参加や、アルバイト先の先輩からの指導を通じて、懸命にスキルアップを図りました。
しかし、自分のスキルが向上している実感が持てずSNSで見る他人の成果と自身を比較してしまい、焦燥感に駆られる日々が続きました。
このあたりで、私は自分自身に立ち返り、「本当にやりたいことは何か」「Webデザイナーとしての将来に何を求めているのか」と自問自答する重要な転機を迎えました。
そこで、過去にアパレル業界での経験を持ち、長年接客業に従事してきた私は、人との関わりを重視し、自分の得意分野を生かしたいと考えるようになりました。その思いが、さらにお客様と直接関わることが多いWebディレクターへとステップアップすることを目指す、新たなキャリアプランへとつながりました。
この考えが、後にアウラへの転職に大きく寄与することになります。
実は転職活動中の際はまだWebデザイナーとしての働き方を探していました。
まさか自分がWebディレクターとして就職できるとは思ってもいなかったためです。
そして、この活動の中でアウラとの出会いがありました。
当時の面接にて将来的にはWebディレクターになりたいと伝えると、「じゃあ最初からWebディレクターとして働いてみる?」と予想外の提案を受けました。
これはチャンスでしかないと直感で感じ、初めての職種で不安がありながらも、この新たなチャレンジに全力を尽くすことを決意しました。
実際に自身のなりたい将来像を明確にし、それを相手に伝えるということは、自分の夢を叶える近道となることを改めて実感しました。
Web業界もまだまだ慣れていない状況でのWebディレクターはやはり想像以上に困難でしたが、毎日が新たな学びの連続でした。
そんな中、弊社の代表山名との連携を密に取りながら業務を進める中でこのような言葉を受けました。
「最初は分からないことの連続なのは当たり前。今は“点”をたくさん学んでいくことに注力して欲しい。そうすればいつか点と点が繋がって“線”になるときが必ず訪れる」
私はその言葉を信じてこれまで突き進んできましたが、点と点が線に繋がるタイミングに入ってきており、今はその言葉をしっかりと理解することができています。
これまでの1つ1つの経験が自分を形成する貴重な糧となっており、無駄な経験など1つもなかったなと感じています。
Webディレクターとしてまだまだではありますが、これからも着実に積み上げお客様のお役に立てるよう成果に繋げていきたいと思います。
いかがでしたでしょうか。
異業種からの転職は多くの挑戦を伴いますが、適切な場所での学びと実践があれば、新しい業界でもチャレンジしていくことが可能です。
私の経験が、同じような転職を考えている方々にとって、希望や勇気の源となれば幸いです。