みんなさん、こんにちは。言葉から感じる温かみに感動した周です。
仕事を円滑にすることも、世の中で強く生きていくことも、「人間力」を育つことは外せません。
そして「コミュニケーション」は人間力を高めるのに、重要な一環だと感じています。
一人前として生きていく人間力ですが、その前提として欠けてはならないのが「人間味」です。
「人間味」というのは、つまり人間としての温かみのことです。
その人間らしい温かみは、
実際に人の口と手を使うアナログ的な手法でしか感じられないものだと思います。
年末年始の旅行で少々タクシーを使いました。
地元のタクシードライバーさんから、地元の変化や思い出、そして乗り換えのアドバイスなど色々話してくれました。お客様のことを考えて親切にアドバイスをしてくださったことは、話しぶりやイントネーションから感じられます。
短い時間ですが、たくさん話すことで、良い雰囲気づくり、そして温かい思い出を残ることができました。
逆の例を挙げると、とあるコンビニで買い物する際のことを思い出しました。
レジの方は最初から最後まで一言も言っておらず、黙って会計をしてくださいました。
おにぎりを温めてほしいなど、私からリクエストを出しても、何も返答はありませんでした。
失礼ですが、やはり冷たく感じて自分の心も冷めてしまいました。
相手のことをよく考えて、自分の声を出して話すことこそ、人間としての温かみが生まれるのではないかと感じました。
スマホを中心とする電子機器は人々の生活を便利にした一方、危機ももたらしたと感じています。
すでに慣れている光景だと思いますが、電車に乗ると、みんなが自分のスマホを懸命にいじっている場面はよく見られます。もちろん私も一員です。
さらに、歩きスマホどころか、自転車に乗りながらスマホをいじる技術を披露する光景もしばしばありました。
危険なのはもちろん、自分の口でコミュニケーションを取ったり、自分の手で文字を書いたりする機会も相当少なくなりました。
さらに怖いのは、AI技術の普及で、AIを最高の話し相手にする人も少なくないかと思います。
実際にAIの導きで、自殺してしまう悲しい事例もあったそうです。
また、スマホなど、温かみのないデジタル手段でのコミュニケーションは相当脆弱なものだと思います。画面越しのコミュニケーションは実際の感情や雰囲気は把握しにくいので、誤解や勘違いも起きやすいです。
ある意味で、スマホは人間関係の妨げになり、人間力にダメージを与えているのではないかと感じました。
チャットでがんがん打つよりも、実際に口を使ってコミュニケーションを取ったほうがはるかに仕事の連携がうまくなるのではないかと思います。
業界的に朝から晩までパソコンに向き合う仕事で、自分もオフィス内にいながらも、チャットのみのコミュニケーションになってしまったときがありました。
さらに、言い過ぎと感じるかもしれませんが、話すことがあまりに少ないため、自分は感情のない機械だと感じた瞬間もありました。
そこで上司からきちんと口から話すことの大事さを教えていただきました。
上司と自分の口で報告したり、相談したりする間に、実際に話すことの「パワー」を感じるようになりました。
人間らしさがあるアナログ的な手法を積極的に使うことで、心が通じ合う連携が初めてできるようになります。迷惑にならない程度で、一言でも口で声をかけると、これから懸命に対応していく意気込みにもつながります。
チャットで打つだけでは、なかなかそのような感情が出にくいと実感しています。
仕事がうまく回せるため、そして強く生きていける人間力を持たせるため、これからは積極的に自分の口を使ったコミュニケーションを行うように心がけます。
そしてより温かみがあるサービスを提供できるように努めていきたいです。