

ホームページは、企業やお店の「顔」となる重要なツールです。
現在は企業やお店には欠かせない当たり前のホームページですが、改めて「新たなサイトを作成したいけど、何から始めればよいかわからない」「リニューアルしたいけど、どうしたら良いかわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そして、せっかく作るなら、効果的なホームページ制作をしたいですよね。
そこで今回は、基本に立ち返り、コーポレートサイトや一般的なWebサイト制作の公開までの流れを、大まかにはなりますがご紹介したいと思います。
ホームページ公開までの大体の流れは以下の5つの手順で進みます。
このような手順を経てやっとホームページが完成します。
この流れをもう少しイメージしやすくするために、家を建てるプロセスに例えてみましょう。
こうしてみると、ホームページ制作も家づくりと同じく、しっかりとした準備と段階を踏むことが大切だと分かりますね。
また、制作の途中で「やっぱりコンテンツを変えたい」「デザインを見直したい」となると、家を建設している途中で設計を大きく変更するのと同じくらい大変な作業になります。
そのため、ホームページ制作も事前の計画をしっかり立てることが重要です。
まず最初に、ホームページを作る「目的」を明確にすることが重要です。
ホームページの目的をはっきりさせることで、内容の方向性が決まりやすくなります。
など
目的が明確になると、より効果的なホームページを作ることができます。
どのようなユーザーにホームページを閲覧してほしいかを明確にしましょう。
簡単に言うと「商品を買ってほしい人、サービスを利用して欲しい人」を設定するということです。
など
ターゲットによってデザインやコンテンツの方向性が大きく変わるので、ターゲットはしっかり考え、設定する必要があります。
また、より具体的なペルソナを設定することで、より明確でピンポイントに刺さるコンテンツの企画が可能になります。
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目的達成するには、ターゲットの行動をイメージし、そのターゲットがどのようなアクションをし、施策すべきかを調査・分析する必要があります。
など
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目的に合わせて、ホームページに掲載する情報を考えます。
ユーザーにアクションを起こしてもらうための施策、サイトにアクセスしてもらうための工夫を企画します。
など
訪問者が求める情報・施策を整理し、適切なコンテンツを検討しましょう。
企画で設定した内容をもとに、ホームページの構成を具体的に決めていきます。
サイト内の各ページをどう配置するか、構成を決めます。
「トップページ」「会社概要」「サービス」「お問い合わせ」などのページをどの階層に配置することが良いかなど、サイト全体の構造を確定させます。
ページの入口からどのような動線で目的達成まで繋げるかとういう導線を考えながら、ページの構造を考えます。
バラバラな作りになっていると、ユーザーにとっては見づらく、離脱の原因になるため、なるべく同じカテゴリのページは同じ階層にするなど、サイトの構造を整理することが重要になります。
ワイヤーフレームは、ページのレイアウトを決める設計図のようなものです。
この作業によって、「どの情報をどこに配置するか」を具体的に確定させます。
コンテンツの整理もこの段階で行います。
また、制作者とクライアントの認識を合わせるための資料になるため、コンテンツの重要性や目立たせたいサービスなどの情報なども記載するとより全員の理解が明確になります。
イメージに合う見た目や見やすさ、使いやすさを考えたデザインを考案します。
設定した目的やターゲットを参考にデザインの方向性を確定させます。
シンプルなデザインを好む人、ラグジュアリーなデザインを好む人など、好みのデザインは人によって異なります。
そのため、閲覧してほしいターゲットが好むデザインに仕上がっているかを客観的に判断する必要があります。
例えば、高齢層向けには大きな文字で落ち着いた表現のデザイン、逆に子ども向けにはカラフルで元気な表現のデザインにするなど、ターゲットを意識したデザインにすることで、心を動かし好印象を与えることができます。
このように、ターゲットの気持ちを動かすということが、デザインの方向性の決め手となります。
ワイヤーフレームをもとに、視認性やユーザビリティを考慮しながら、トップページや下層ページのデザイン設計をします。
見た目のデザインだけではなく、サイトの使いやすさや、迷わない導線設計など、ユーザー体験を意識した、UI・UXデザインの工夫も必要となります。
デザインが決まったら、実際にホームページを動作させる段階に入ります。
コーディングは、ソースコードと呼ばれる言語で記述する作業です。
HTML、CSS、JavaScriptなどを用いて、デザインをWeb上に再現します。
サーバーで動くプログラムを開発する工程です。
表面的には見えない部分ですが、お問い合わせフォームやブログ機能などを動作させるための重要な作業になります。
ホームページに必要なシステムを組み込みます。
公開後の運用を見据え、メンテナンスしやすい設計を意識した開発を行います。
テスト環境で正しく動作するか確認し、不具合があれば修正します。
なるべく本番環境に近い環境で確認し、本番公開時に不具合が発生しないよう準備を整えます。
また、お問い合わせフォームなど、システム面の確認もテスト環境でも行います。
その他、リンク切れがないか、スマホ表示に問題がないかなど、細かなチェックを経て、問題がなければ公開作業を行います!
全ての準備が整ったら、いよいよホームページの公開です!
テスト環境での動作確認後、本番サーバーへアップロードし、公開が完了します。
予想外のトラブルが発生する可能性もあるため、本番環境への反映は慎重に行う必要があります。
ホームページ制作では、「計画的に進めること」が成功の鍵となります。
目的やターゲットを明確にし、各ステップをしっかりと踏むことで、企業や店舗の価値を最大限に伝えるホームページを作ることができます。
ホームページは、デザインに目が行きがちですが、実は「目的」をしっかり明確にすることが一番大切なのです。
また、ホームページは作って終わりではなく、定期的な更新やメンテナンスが必要です。
ホームページへのアクセス数や訪問者数、コンバージョン率(お問い合わせ数など)など数値を追跡することで、ホームページの効果を可視化し、運用していくことでさらに効果的なホームページとなります。
アウラではこのような目的や手順で、ホームページ制作を行っています。
今回の記事では触れていませんが、サーバーやドメインに関するご相談も承っております。
Webサイト制作、ホームページ制作でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください!
自社にとってより良い方法で、より効果的なホームページを作成してみてはいかがでしょうか。