山名です。
「Webアクセスビリティ」って、あまり聞き慣れないコトバではないでしょうか。
こちらJIS規格(JISX8341-3)でもあり「高齢者・障害者等配慮設計指針―情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス―第3部:ウェブコンテンツ」という名称となっております。
Webアクセスビリティが高い・低いというのは、高齢者や障碍者の方でもWebコンテンツをご利用できる度合い・レベルが高いか低いかというように言い表せますね。
よく企業や官公庁のウェブサイトで見られる、文字の大きさを調整できる仕掛けも、
このWebアクセスビリティを考慮した設計となっています。
今回わたしは視力を失った方がWebコンテンツからどのように情報を取得されるかについて調べていました。
するとやはり音声読み上げソフトに辿り着きます。
実際に全盲の方が利用されているソフトで「NVDA」という音声読み上げのフリーソフトがあるようです。
この音声読み上げソフトも様々な種類があるらしく、どこがどのように違うのか分かりませんが、今回はこのソフトを実際にインストールして試してみました。
※ NVDA は、オーストラリアの非営利法人が40カ国に対応してリリースしており、
日本にも非営利の任意団体 NVDA 日本語チームが運用しているようです。
http://www.nvda.jp/
このNVDAは、マウスカーソルやキーボードの操作に合わせて、
音声で読み上げてくれるソフトのようです。
起動すると・・
「エヌブイディーエーをよみこみちゅうです・・」
そしてキーボードで「あいうえお」を入力すると。
「あ い う え お、あいうえお」
と読み上げてくれます。
これを使って実際のWebサイトを見てみましたが、
情報が分かりにくい・・・
使い慣れてくると、もう少し必要な情報とそうでないものの区別が
ついてくると思いますが、それでも分かりにくいですね。
やはり自分で体験してみるというのは大切ですね。