小米という意味の中国のスマホメーカーシャオミ(Xiaomi)は2010年創業という短い歴史でも、2013年度だけで1,800万台のスマホを販売した驚きの会社である。
色んなマスコミたちはシャオミのこういう成功を「オンラインだけの販売政策」「安い値段設定」などと分析してますが、スマホではそれ以外にもOSというものが含まれている。
現在、5台目のスマホを発表したシャオミの成功の重要な部分は、いままで発表したスマホは全て期間に関係なく、いつまでもアンドロイドOSのアップグレードを提供するという原則であると思います。
モバイルソフトウェア開発者コミュニティであるXDAで活動したシャオミのハッカー (hacker) たちはアンドロイドOSの最適化したアプリで有名になり、創業当時はスマホ100個から始まって、現在の企業価値は100億ドルで注目を浴びる企業になって、スマホだけではなくタブレットやテレビまで安い値段で販売して成功しています。
60インチの4Kテレビが6万円ぐらいで販売されている。
64gのタブレットは2万8千円ぐらい。
シャオミ(Xiaomi)はネットの通販だけで販売してるけど発売15分で売り切れるほど、反応は爆発的。
最近、各メーカーのスマホは性能もほぼ同じで、消費者たちは価格に敏感になり、グローバルメーカーたちは価格を下げるため、商品の企画、開発、生産、物流など、全ての分野のコストカットに力を使っています。これは生き残るためには当然なことですが、コストカットでは革新的な効果を得るのは難しいと思います。さらにこういう方法はグローバルメーカーに有利なゲームだと思います。
敵が好きな時間には戦わない、敵が戦わない所では戦わない、敵が考える方法では戦わないというベトナム戦争の戦略の本質は、強い相手に有利なゲームから抜けれるということだと思います。
シャオミの場合でもわかるように、成功機会を模索してるスタートアップのためには、強者たちのゲームルールから離れて強者たちに勝つようなルールを見つけなければならないと思います。