昨年末、待ちに待ったadobe XDのWindows版をインストールしました。
アウラでディレクションを担当している私は、いかにお客様に分かりやすいワイヤーフレームをお見せするか、またそれを効率良く作るにはどうすれば良いのかをいつも考えています。
本当に簡素なワイヤーフレームでは、実際お客様がとてもイメージしにくいという問題があり、逆に作りこめばそこに無駄な時間と労力を費やすことになってしまう( ;∀;)「ここまでやるか?」「いや、もうちょいシンプルにいくか?」と自問自答を繰り返しながら日々頑張っていた私に希望の光が見えた気がしたのが
adobe XDのリリースでした。
Googleがモバイルフレンドリー・アルゴリズムを強化することを発表したことで、SEO的にもモバイル対応しているか否かがとても重要になってきました。スマホの利用率は2016年7月時点で72.2%となり、4年前の2.2倍になっています。
アウラでは2012年頃からレスポンシブwebデザインを推奨してきましたが、実際、最近はアウラにお問い合わせいただくお客様も、「古くなったホームページをリニューアルしたい!」「どうせするならスマホに対応させたい!」といった内容で依頼されることが増えています。
パソコン、タブレット、モバイルとデバイスが増えていくということは、デバイスの分だけお客様に説明するためのワイヤーフレーム作りも増えます。パソコン画面での見え方とモバイル画面での見え方の違いをしっかりと伝えられないと、お客様はぼんやりとしかイメージできません。
ワイヤーフレームに求められる質・量・制作スピードが高くなってきています。
web製作者の大変な作業が倍増です( ゚Д゚)
そこでXDの登場です。
XD最大の特徴は、パソコン、タブレット、スマホ向けのWebサイトやアプリのUIを制作する「Designモード」と、そのUI操作による画面遷移やエフェクトなどを設定し、プレビューができる「Prototypeモード」があることです。
xdファイルには、複数のアートボードを含めることができるという特徴があり、パソコン、タブレット、モバイルのプリセットサイズを選択することが出来ます。
もちろんプリセットを使用せずにカスタムサイズでアートボードを作成することもできます。
とてもパフォーマンスが良いので、大量にアートボードを配置してもあまり動きが鈍くなることはありません。
※「adobe.com」ウェブサイトより
これならお客様もワイヤーフレームを見てどんなホームページができるのか想像しやすいのではないでしょうか。
そして、WEB制作現場で頑張るディレクターたちの心強い味方になるのではないでしょうか。
XDの素晴らしい機能はもちろんこんなものではありません。
「Designモード」「Prototypeモード」とも、素晴らしい機能はまだまだありますし、どんどん新しい機能が増えていくのでアップデートも楽しみです。
一回では書ききれないので、またXDについて書いてみようかなと思います。
しっかり記事を書けるように、XDバンバン使っていきます。
では、今日はこの辺で。。。