こんにちは、アウラの猫柱、松浦です。
猫吸いの呼吸の使い手で、常に全集中です。
(冒頭から時事ネタ(?)を入れ込みましたが、意味がわからない方は失礼いたしました)
肌寒くなり、この記事を投稿する前日は御堂筋の街路樹にイルミネーションが点灯しました。
これを見るたび、「冬がきたな〜」と思います。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、自分はこうしてアウラブログを書き綴っているわけですが、「ブログブログ…」と頻繁に口にするのですがそもそもブログについて深く知っているのだろうか?と思いました。
書き方はわかりますが、ブログとはなんの目的で書くものなのか?そもそもブログとは?と深〜く考えたことはありませんでした。
そこで今回のブログのテーマは、「ブログを書く目的と心理について、時代を振り返りながら考えてみた」です!
またもや忘備録のような感じとなりますが、皆さましばしおつきあいくださいませ!
ブログといえば思いつくもの、皆さんは何があるでしょうか?
日記、雑記、会社の業務や雰囲気を伝えるスタッフブログ、サービスを紹介するブログ…
色々ありますが、まずは「日記・雑記」を思い浮かぶ方が多いのではないかと思います。
では、多くの方が何気なく使っている「ブログ」という単語、正式な意味などあるのでしょうか。
「ブログ(blog)」という単語の意味は、Webページに日記や覚え書き、時事などの話題や論評などを記すWebサイト全般のこと。
あるいはブログを公開するためのソフトウェアやサービスを称する時にブログという単語を使います。
名前は、「WebにLog(記録)する」の「weblog」が「blog」と略称されました。
ブログというものにはこれを書く、という用途の決まりはありません。
現在日本で主流なサービスサイトは
・アメーバブログ
・ライブドアブログ
・はてなブログ
・FC2ブログ
・WordPress.com
などなど。有名人も多く使っているブログサービスなので、皆さまもきっと一度は聞いたことや見たことがあると思います。
ブログといえば、わたくし松浦もいろいろなところで「ブログ」を書いていました。
最初はネット黎明期(20年ほど前でしょうか)に個人サイトを立ち上げ、ブログのページだけブログサービスサイトから借りてリンクを貼り付けて、ブログをちまちまと…
知らない来訪者さんからコメントをもらっては一喜一憂したものです。(ぎゃー恥ずかしい!)
それがいつからか「mixi」が台頭するようになってからはそちらの個人アカウントに日記のようなものを書き、フレンドさんと交流したり。
その頃の延長のような感じで、ツイッターやインスタグラムにいつの間にか移り、今は日記というより瞬間瞬間を切り取ったような「つぶやき」的なものをちまちま発信しています。
世代間の違いもあると思いますが、今やブログよりSNSが世界中で影響力を持つ時代になりました。
では、「書く目的」って一体なんなのでしょうか?
ブログの話をするとなると、切っても切り離せないのが「日記」。
その日記の歴史ですが、日本で記録が残っているもので最古は「日本書紀」の記述に初めて登場します。
そんなこんなでとっても古い「日々の出来事を書き綴る」日記という行為、何を目的で書かれてきたのでしょうか。
時代を追って見てみましょう。
特に平安時代から鎌倉時代にかけては多くの日記が書き残されています。
この時代の有名なものは「土佐日記」や「蜻蛉日記」など、文学性が濃い日記が多いのが特徴です。
上記に挙げた「蜻蛉日記」などは、作者が「自分の教養の一端を示す目的として書き綴ったもの」だそうです。
この時代の貴族全てがそうとは限りませんが、平安時代の「日記(の他にも手紙など)」は、自分の教養を人に見せたり、見られるようにわざと捨てられたりしたことが多かったそうですよ。
当時は「人に見せる」のが主な目的だったんですね。
まだブログなんて言葉をほとんど聞いたことがない頃は、自分を含め周りを見渡しても流行っている日記を書く方法はだいたい日記帳にひっそりと日々の記録をしたためる…というのが一般的だったと思います。
家族や誰にも見られないように、鍵付きの日記帳なんて売っていたりしましたね。
その「一人でひっそり日記を書く」という行為の目的は、
・自分の毎日の変化や成長を感じる
・日々記録した経験を、今後に役立てる
・いつか自分の思い出を振り返るため
などなど。
あとは、「辛い思いや気持ちを書き出して思考を整理する」というのもあります。
日記を書くことでアイデアが思いついたりと、クリエイティビティを発揮できる効果もあるようです。
インターネットが多くの家庭に普及し、「ブログ」というサービスが一般的になってからは、いつしか日記は「一人でひっそりやるもの」から「人に見せる日記」にほとんど変わっていきました。
そしてブログや日記という形は残りつつも、多くの人々がSNSへと「人に見せる」手段を変えていきます。
「人に見せる(ブログ、SNSなど)」を書く目的として、
・自分という一人の人間を見てもらいたい
・自分の存在を認められたい
・自分の考えを周囲に理解してもらいたい
などといった「承認欲求」の心理が前面に出てきていると感じます。
または、個人の承認欲求目的ではなく「自社や自分の利益につなげるため」のサービスや情報の発信、SEO対策などの完全ビジネス目的。
つい最近までは「アフェリエイト」などが増えましたね。
現在のブログは主に「ビジネスを主な目的とした情報発信」の場となり、私的な日記はSNSに移行していったと感じます。
(そしてSNSは利用者が圧倒的に多い&拡散力があるため、「ビジネスを主な目的とした情報発信」の場にもなりつつあります)
今のネット時代のブログやSNS、なんだか平安時代の貴族が「人に見てもらうため」に日記や手紙を書いたりわざと捨てたりしたのと、似てきていませんか?
やっぱりわたくし松浦も個人的なSNSなどでは、日々の何気ないことを呟いたり、時事に関する自分の考えを述べたり、はたまた愛猫の写真をあげたり…。
自分を全世界に広めたい!みんな見て!っていう野望は持っていませんが、それでもやっぱり「誰か見てくれたらいいな」「友達と情報をシェアしたいな」「同じカテゴリの情報を見つけて新しい出会いをしたいな」「いろんな人の価値観に触れたいな」なんて希望を持っているから、SNSで情報発信、情報収拾をします。
ブログもSNSも「人に見せるため、見てもらうため」を目的としているのなら、「どのターゲットに」「何を発信したいか」「読んだ人に何を感じてもらいたいか」「どのような結果につなげたいか」が明確であればあるほど、書くことって決まってきますよね。
平安時代から今まで振り返ってみましたが、いかがでしたでしょうか。
わたくし松浦がこうして「アウラブログ」を書く目的は、アウラとアウラで働くスタッフの人となりを知ってもらうという目的で(Web制作会社ですから、Webに絡めて)書いていますが…つまりどのターゲットに、何を発信したいか、どのような結果につなげたいと決まっているので書いています。
自分の教養の一端を示す目的として書き綴る…なんて平安貴族的な考えは毛頭ございませんが、アウラのことを皆さんにもっと知っていただくため、投稿し続けてまいります!