江南の春

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江南の春

江南の春

みなさん、こんにちは。周です!
三寒四暖の3月を終え、春の陽気を一層感じられる4月に入りました。
今回は、私の故郷の「春の名所」をいくつかご紹介します。

私の故郷である無錫周辺は「江南」と呼ばれています。
「江南」は、特定の地名ではなく、「長江の南」という意味を込めた愛称です。
古くから天候に恵まれ、お米の里として知られています。

無錫 – 柳が春の訪れを告げる

まずは、上海から北西へ100キロぐらいにある無錫からご紹介します。

無錫と蘇州の境に位置する「蕩口古鎮」は「水の満ちる」名所です。
「江南」の一番の特徴といえば、水が豊かに流れる「水路」です。
水資源が充実した江南は、古くから川沿いを中心に人々が多く賑わっていました

「蕩口」では、川に沿って建てられた古い街並みが見どころです。
川では、小舟がゆるやかに前に進み、速いリズムの都市生活とは別の、ゆったりした気分が味わえます
緑の芽が生えた柳は、まるで春の訪れを人々に告げているように感じます。

杭州 – 深くまで続く柳と桃の並木

続いては、無錫から南へ約163キロにある「杭州」です。
杭州の「西湖」は、世界遺産に登録され、有名な観光地として世界の人々に知られています。

そのなか、西湖を縦断する「蘇堤」は、旅人にとって必須のチェックポイントです。
蘇堤は宋の時代、文豪の「蘇東坡」によって作られた堤防です。
道沿いでは柳と桃の並木が続き、春はとくに絶景です。

写真にある塔は「雷峰塔」と言います。
雷峰塔に関しては、多くの伝説があります。その中で一番有名なのは、やはり白蛇伝の物語です。

白蛇が恩返しのため人間の嫁になったが、法海という和尚さんに知られ、白蛇を雷峰塔の下に閉じ込められました。数年後、白蛇の息子が塔を倒して、母親を救い出したという物語です。

「雷峰塔」の頂上から、西湖の美しい風景を一望できます。

上海 – イキイキとした春を満喫

最後は、私のもう一つ故郷である「上海」です。
無錫で生まれた私は、14歳まで上海で育ちました。

上海2400万人をも超える人口があり、中国国内屈指の大都市です。
どちらに行っても人の流れが絶えず、さまざまな音が飛び交い人々で賑わっています。
騒がしい中心街から離れ、郊外に足を運ぶと、自然豊かで閑静な場所もあります。

長江に隣接する「濱江森林公園」はその中の一つです。36万坪の大きさを持つ森林公園です。
特に4月、5月では、花が咲き、春のイキイキとした雰囲気が満喫できます。
5月では、シャクナゲの花展が行われ、30種類以上のシャクナゲが公園の所々で観賞できるそうです。

まとめ

知らぬ間に、イキイキとした春が訪れました。
最近大阪でも桜があちこちきれいに咲いていましたね。

みなさんもぜひ緑豊かなところへお出かけして、身近な春の香りを捕まえましょう!

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