KPIは、会社の事業を成功させるために必要な指標のひとつです。Webサイトの運用においてもKPIを設定することで、具体的な改善策が明確になり、運用の改善に繋げられます。
この記事では、KPIの意味とWebサイト運用におけるKPIの考え方についてお伝えします！
「KPIの意味は？Webサイトにおいても重要なの？」「Webサイトの運用を改善するためにKPIを考えたい」など、KPIやWebサイト運用に関するお悩みをお持ちの方の参考になるでしょう。
KPI（Key Performance Indicator）とは、組織の目標を達成するために重要な業績評価指標のことです。KPIは目標達成までの過程で定点観測できるよう数値を用いて表し、適宜達成できたか現状を認識するために使用します。
Webサイト運用においてKPIは、Webサイトからどれくらい成果をあげているかを追うための指標として設定します。たとえば、PV数やクリック数などをKPIとして設定することで、Webサイトによって集客に貢献できた実数を追えるようになるのです。
最終目標となるKGI達成のために、KPIの継続的な観測と改善が必要となります。
事業の売上をKGIに設定した場合、Webサイトでのクリック数をKPIとすれば、クリック数によってどれほど売上に貢献できたか？という現状を把握しながら、業務の改善や次の戦略を考えられるのです。
Webサイト運用を事業成長につなげるためのKPIの考え方について説明します。
KPIを設定するときに大事なのは、事業の目的や戦略を洗い出し、それをもとにKPIを考えることです。
たとえば、印刷事業を運営する会社をもとに考えてみましょう。事業の目的は「印刷技術の提供で社会に貢献し、売上を確保すること」だとします。売上は「売上＝印刷部数✖単価」に分解できます。Webサイトを運用して集客につなげることで、お問い合わせ件数を増やせば、印刷部数の増加→売上に繋げられるでしょう。
今回の場合、Webサイト運用におけるKGIは「印刷部数」となるので、KGIに直結するようなKPIに設定します。具体的には、PV数やクリック数、問い合わせ件数などを選ぶと数値が追いやすくなります。
また、KPIの項目は必ずしもひとつであるとは限りません。先ほどの例のように、販売数量につながる数値は複数あることが多いので、すべてKPIとして設定しておくと戦略を考える幅が広がるでしょう。
KPIは、事業の目的→KGI→KPIの順に紐解いていき、設定することで事業成長に繋げられる設定ができます。Web運用におけるKPI設定には「事業全体で成し遂げたい目標は何か？」「Webサイト運用によってどのような成果を生み出せるか？」といった視点が重要です。
事業成長のために必要なKPIには、適切に設定するためのポイントがあります。KPIの設定方法に困ったら、「SMART」をヒントに考えてみるのもおすすめです。
上記に沿ったKPI設定ができれば、事業成長につながると言えるでしょう。ぜひ参考にしながら考えてみてください。
Webサイト運用において、コンバージョン数を把握することはとても重要です。
コンバージョン数とは、問い合わせ、購入、契約、資料請求など、ユーザーの具体的な行動を表します。Web画面の向こう側にいる顧客が、見える顧客に変わる瞬間であり、ユーザーとの接点になります。
Webサイト運用において、コンバージョン数は事業成長に起因すると言えるでしょう。そのため、コンバージョン数をKPIとして設定することは、Webサイト運用において重要です。
KPIの意味や重要性について理解はできても、実際に自社に落とし込んで考えるのは難しい課題のひとつでしょう。アウラでは、Webサイトの運用に関してどんなお悩みでもお話をお伺いしながら、企業様に合わせた改善策の提案を行っております。
「御社のWeb事業部」という思いのもと、Webサイトに関する課題のサポートをします。気になることやご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
