こんにちわ。アウラスタッフの仁木です。
今回は僕が今まで見つけた、スマートフォン・iPadで気軽に遊べる一風変わった音楽アプリをいくつか紹介したいと思います。
まずはBinauraがリリースした「SoundBow」
このアプリはスクリーンを指でなぞって曲線を描くと、曲線に沿って音が奏でられます。曲線は永遠ループし、更に新しい曲線を描いていくことで音が何重にも重なっていきます。
曲線の描く速さやダイナミクスも上手に表現していて、まるで筆で線を描くように描画されます。ゆっくりと曲線を描けば音もゆっくりと再生され、素早く描けば音も早く再生されます。
中央に配置されている弦の位置や長さを調整したりも出来るので色々な音のパターンを作れます。音はデフォルトで3種類選べます。デバイスのマイクを使って録音した音も楽器のように使うことも出来ます。
リズムやメロディを作ったりするのは難しいですが、ひとつひとつの音を自由に細かくデザインして重ねていくことが出来るので、ミニマルなデザインのモノが好きな人にはオススメ(?)でしょうか。
こちらのアプリはiOSアプリは240円、アンドロイドアプリはフリーで配信されています。
http://www.binaura.net/apps/soundbow/
次に紹介するのは「B.Machine」
一時期ヴィレッジバンガードなどで売っていて一部に話題になっていたブッダマシーンのアプリ版です。
ブッダマシーンとは北京の電子音楽集団FM3という方たちが製作したコンパクトなドローン再生機です。スピーカーが内蔵されており、ブッダという名前から窺わせるような瞑想的なアンビエントな音が延々流れます。
何種類か音があり切り替えて再生できます。一日中流しっぱにしていても良いし、寝るときに無音だと落ち着かない、などといった人たちは使ってみてはいかがでしょうか。
こちらのアプリはiPhoneアプリでフリーで配信されています。
こちらはミニマルミュージックの巨匠・ スティーヴ・ライヒ(Steve Reich)が作曲した、楽器が手拍子のみという驚きの作品をテーマにしたアプリです。
アプリのリリースに合わせてオリジナルを演奏した映像がyou tubeに公開されています。
リズムに合わせてスクリーンをタップするゲームですが、難易度を上げるとタイミングがなかなかシビアになり、難しかったです。
こちらのアプリもiPhoneアプリで無料で配信されています。ゲームアプリなので暇つぶしには持ってこいですね。
こちらはiPadアプリの「Borderlandds granular」です。
見た目がすごくかっこいいです。動きやUIも先進的な雰囲気で何も分からず触っていても楽しい(?)です。
音を読み込ませると画面に波形が表示され、画面を指でタップすると円で表示されます。
円が波形上に置かれると波形部分の音が再生されます。そして円の中には更に小さな円がいくつか動いているのと、周囲にパラメーターを調整する円があります。
このパラメーターを調節すると音が逆再生になったり、音のピッチを上げたり下げたり再生する長さを変えたりして元の音とは全く違った音が作り出せます。
読み込ませる音は2つでも3つでも読み込ませられるので色んな音をレイヤーできます。
スマートフォンのアプリはなく、iPadのみとなっています。また価格も1,000円と少し高めですがそれに見合う自由な音の遊びが出来る面白いアプリです。
Borderlands Tutorial (Version 1) from Chris Carlson on Vimeo.
以上4つのアプリを紹介してみましたが如何でしたでしょうか。今回はわかりやすい作曲や演奏のアプリでなく、もっと自由度の高い、変わったアプリを紹介してみました。
興味を持つアプリがあったらぜひ一度遊んでみてください◎