こんにちは、山名です。
当たり前だ!といわれそうですが、社会に影響を与えている企業の役割として、
”社会にやさしく”できること・・、障害者の方に配慮した情報提供というものもありそうですね。
※写真はイメージであり記事とは関係ありません(^_^;)
2016年4月1日に「障害者差別解消法」が施行されます。
この法律、簡単に言うとポイントは3つ
1.障害を理由に差別や権利侵害してはダメ
2.社会的障壁を取り除くために合理的な配慮をしよう
3.国は1を防止するため啓発や知識を広める取り組みをやらないとダメ
そしてこの中で、2つ目の「合理的配慮」というものを
行政機関は義務としてやらなければならず
わたしたち民間企業は、出来るだけ取り組んでくださいという努力義務があるようです。
この「合理的配慮」とは過重な負担とならないものということのようで、
「過重な負担とはどんなものか?」今後の議論にもなるようです。
平成26年版の障害者白書を見てみると、身体障害、知的障害、精神障害では、
それぞれ約393万人、約74万人、約320万人おり、国民の6%にあたるようです。
※内閣府のホームページにもっと詳しい内容が書かれています。
本文の最後にURLを記載しております。
「障害者差別解消法」が施行されたあと、行政機関の場合はさまざまな広報物もあり、どこまでやるのだろう?と思ってしまいます。
企業としては努力義務ということで、この法律が施行されることで、いったい大手企業などはどのような準備をされているのか気になります。
広告・広報関係なく、わたしたちも常に発信している情報の中で、
障害を持たれた方が利用されそうな情報から、気にかけていくことがいいかもしれませんね。
会社や店舗などへのアクセス方法、採用募集についての情報、何か世間の皆さまにお役に立てればということで発信しているお役立ち情報など、一度考えてみると、いろいろとあるかもしれませんね。
全盲や弱視など視覚障害を持たれた方には、点字や音声や拡大。
全聾や難聴など聴覚障害を持たれた方には、字幕などの視覚化。
また手や足など身体障害を持たれた方には、カタチや操作性など。
さまざまな「合理的配慮」があります。
すべて行うことは時間や費用のことを考えても難しいと思います。
例えば何かの広報誌に点字や音声を毎回付属するとなるとなると大変ですよね。
昨年、目の不自由な方を対象にしたホームページを作成させていただく機会がありました。そのような方は、基本的に何らかの音声読み上げソフトを利用されているようです。そして文字の拡大や白黒反転などはブラウザ側だったり、例えばiPadなどの機能側で設定できます。
あれ!?HTMLやPDFとしてウェブ化することって良さそうですね!
ホームページだから伝えれること。
今後ソフトやハードもますます進化していくことは間違いない中で、
広報物・広告物のウェブ化はもしかすると最良の方法ではないかと思っています。
何かお考えの企業さま・団体さま、いらっしゃいましたらご相談ください。
(最後に宣伝になってしまいました。。)
~関連ページのご紹介~
■ 以前の記事で「Webアクセスビリティ」についても書いておりますので、
ご興味ございましたら、こちらもご覧ください。
https://www.aura-office.co.jp//blog/nvda/
■ また今回のブログ記事は、Webコンテンツのライティングについて
社内勉強会を実施したのち、実際にポイントを抑えながら書いてみたものです。
先日、当社野口が受講したWebコンテンツのライティング講座。
こちらの記事でその詳細をご紹介しております。
https://www.aura-office.co.jp//blog/writting_blog/
参考ページ(内閣府HP)
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai_leaflet.html
http://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/h26hakusho/gaiyou/h03.html