こんにちは。アウラの「乗り鉄」、電車の揺れに興奮する周です！
来日6年目、鉄道やバスに興味を持ち始めて、JR西日本や近畿の各私鉄の路線を乗り続けています。
今年のお盆休みでも、JRの企画乗車券「青春18きっぷ」を使って思いきり在来線に乗車し、壮大な鉄道旅を行いました。
今回は兵庫の最北端、日本海に位置する「城崎温泉」をめざす旅を共有します。
旅の始まりは京橋駅です。大阪駅そして篠山口駅経由、福知山線を乗り通して、福知山駅までたどり着きました。
福知山の駅舎も個性があり、福知山城をイメージして設計したそうです。駅前では、当地の文化や歴史を感じる「福知山踊り像」があります。
また、福知山駅では、発着本数がそこまで多くないものの、多くの路線が乗り入れた駅です。
大阪をつなぐ福知山線のほかに、京都をつなぐ山陰線、天橋立をつなぐ京都丹後鉄道など多くの路線が乗り入れており、東西南北どこへでも向かえる駅といえます。
そのような交通の要所ですが、北東や北西の田舎に行く京都丹後鉄道への乗降通路はとても寂しくお客さんの姿があまりありませんでした。調べてみると「福知山」は京都丹後鉄道では一番乗降者数の多い駅ですが、一日の利用者数は千人未満だそうです。地域の過疎化や住人の足の変わりを感じる駅でした。
朝7時台から約5時間が経って、ついに目的地、城崎温泉にたどり着きました。
城崎温泉の駅舎も特徴があります。城崎は1300年の歴史も持つ温泉地だそうです。それだけあって、駅舎もその歴史的な雰囲気に合わせたようです。
温泉をイメージできるのれんや、着物で入浴に行く姿の顔ハメ看板など、温泉地であることを強調しています。
さらに、駅出てすぐに足湯や、消化器の改善に効果があり飲むことができる温泉の飲湯場など、無料で利用できる施設があります。
城崎にはわずか1時間の滞在で、帰り道を踏んだ私は、山陰線で和田山駅まで戻りました。和田山駅から播但線に乗り換えました。
寺前駅までの区間はすっかりローカル的な風情が味わえる1両編成で、しかも珍しい旧型の車両でした。車内では、空調のパワーが足りないのか、扇風機が何台か稼働していました。
山道を下るため、スピードが出せず、時速30キロで走行する区間もありました。
寺前駅から4両編成に乗り換え、山から脱出し、延々と続く田んぼに突入しました。
そして、だんだん都市に入り、姫路へと繋ぐ感じです。
さらに、面目一新と感じたのは、扉の上にある路線図です。
一般的な路線図とは違って、さまざまな新しいデザインを入れた路線図でした。十二支の後ろ姿を描いたバージョン、マンガ風バージョンなど、扉によって違うデザインの路線図が貼ってあります。利用者がだんだん少なくなる現状の中、お客さんを集めるために工夫をしていると感じました。
動画で播但線を知る
↓↓↓
このお盆休みで、城崎温泉をめざす旅のほかに、特急も使いながら高山線経由、富山を通って金沢への旅もしてみました。
日本では、急斜面を登り続ける登山電車や、渓谷や森の中に走る徐行列車など、おもしろい路線がたくさんあります。
これからも、日本各地にあるローカル線の魅力を満喫していきたいです。
