こんにちは。
先日一回目のワクチンを受けましたが、二回目を受けるのが怖くてビビりまくっている横山です。
私はこれまで何度も採用系の話を記事にしてきましたが、今期も採用に力をMAXに注いできました。
おかげさまで二人の採用に成功しました。(拍手)
そしてその二人はトライアル期間を頑張って過ごしております。
今回、この二人を迎え入れるにあたって、採用担当の私は新人教育の体制を根底から見直し、新しいカタチを作っていくことに決めておりました。
基本的にアウラの新人教育はOJTです。
職人ばりに「師匠の背中を見て育ってくれ・・・」的な教育体制でやってきた時期もありました。
確かに私たちは職人です。
が、見せる背中がコロコロ変わっていると、弟子たちはどこを見ていいのか分からなくなるもんです。
そこで今回は、アウラの新しい教育体制(絶賛構築中)について、書いてみたいと思います。
これまでのアウラは、トライアル期間に覚えてもらうことのリストは存在していましたが、教える人はバラバラでした。
その時たまたまそこにいた人に頼んだり、「このコトについては〇〇さんに教わって」みたいなやり方だったりしました。
早い段階で、いろんな先輩スタッフたちとコミュニケーションがとれるという意味では、そのやり方も悪くはない。
でもいかんせん、教えている人がバラバラ。教える側の覚え方もバラバラ。
そもそも教えてくれているフタッフが、会社として教えたつもりの意味を理解していないままだったり、自己流のやり方になっていたり。。。
堅い言い方をすると「一貫した教育」ではなかったために生じるズレがネックでした。
その結果、トライアル期間の人たちは「誰の言ってることが正解なの?」となり、分からない時「これは誰に聞けばよかったんだっけ???」となったり。。。
指示命令系統が破綻するとにっちもさっちも行かなくなる。
何年も前から私は採用担当で教育担当をしてきたのですが、一制作者のためどうしても自分の作業時間を割くことができずにやってきてしまいました。
それが「バラバラ教育」という形で定着してしまった。
バラバラ教育最大のデメリットは、トライアルの人たちにトライアル期間中にしっかり教えきれないため、能力や仕事に向き合う姿勢を正確に見抜けないまま本採用にいたってしまうということでした。
これは会社にとっても、トライアル期間の方たちにもよくない形。
マッチングを見極めるための期間が台無しです。
そしてそのズレは会社にとっても結局大きなダメージとなり、そのしわ寄せが自分の作業に負荷をかけ、疲弊していく。。。
そしてまたリソース不足の悪循環から抜け出せないという状況を作っていました。
バラバラ教育スタイルがダメだということは気づいてはいました。
ある日、「みんなが同じ教育を受けられるように変えるぞ!!!」と決心し、そこから何を用意してどうやって運用していくかを試行錯誤して、スタッフ協力の下、動画コンテンツやドキュメント作成でトライアルセットを作りました。
何度も見返して覚えるための資料、動画で覚えてもらうものに分けました。
<今回のトライアルでやったこと>
この3つを徹底した結果、これまで3ヶ月かかってやっと教え終わったか?だった研修が、約10日でほぼ終わりました。
そして、2週目には、実際の業務に携わってもらえるまでになり、トライアル2ヶ月目終了間近の現在、一サイトを納品できるところまでになりました。
これはすごい結果です。
私の体感では今までの10分の1の速さです。
そして大きな成功体験です。
今回の改変は成功だったと思います。
が、これを実行するのに一番勇気がいった決断。それは・・・
「私が制作の手を止める!」
これにつきます。これは本当に怖かったです。
後から自分に降りかかる仕事量を考えると、一週間手を止めることは本当に本当に勇気がいりました。
今となっては、最速で実務にあたってもらえているので、よかったと心から思っています。
一見マイナスだった一週間でしたが、お釣りが来るくらいのゆとりとなって返って来ました。
そして最も大事だと思ったこと、それは、
「粘り強く何度でも教える!」
これです。
新しい業界に身を投じたばかりの人たちは、それはそれは毎日大変です。
馴染むこと、覚えること、毎日頭がパンパンになります。
一生懸命メモを取っていても、どうしたって忘れてしまうことが出てくる。
何度も何度も教わりながら、少しずつ意味を理解し、身につけていきます。
手前味噌ですが、これを成功体験とし、これからの採用活動や社員教育に活かしていければと思います。
そして、いい人材を増やし、いい仕事をする。
アウラの明るい未来へつなげていけるように、これからも精進します。