

みんなさん、こんにちは。観察眼をやしなっていきたい周です。
突然ですが、WEBデザインとグラフィックデザインは何が違うの?
と思ったことがありますでしょうか。
簡単に言うと、WEBデザインはパソコンやスマホを使って、ブラウザに表示する内容を制作することです。グラフィックデザインはパンフレットや看板など印刷物を中心にした制作です。
今回はこのWEBとグラフィックの違いと関係性について紹介します。
まずWebから見てみましょう。
Webという名のとおり、ハード面はパソコンやスマホ、ソフト面はブラウザがなくては成り立ちません。
中には情報を発信することを目的とするWebサイト、そしてショッピングやマッチングといったサービスを提供するWebシステムなどがあります。
では、グラフィックはどうでしょうか。
従来のグラフィックはアナログの紙媒体を中心に、生活の中であらゆるところで見かけることができます。
ポスターやチラシはもちろん、映画のチケット、お店の看板、電車の吊り革広告、商品のパッケージ、ノートの表紙、封筒の図案など、起きていれば毎分毎秒もグラフィックの要素を目にすると言っても過言ではありません。
媒体の異なるWebとグラフィックは、それぞれの特性を持っています。
アナログのグラフィックは実物を測る際に用いる「インチ」、「ミリ」、「センチ」などの単位が使われています。
一方、デジタルのWebは、パソコンやスマホを通じで表示する特性から、「ピクセル」という単位が使われています。
いわゆる「ドット」のことですが、物理的なサイズが同じでも、ドットの数が多ければ多いほど綺麗でなめらかに見えます。
また、紙媒体を中心とするグラフィックは、刷物に使う絵の具の原理に基づく「CMYK」が使われているのに対して、光るスクリーンに表示するWebは自ら光を出す原色の「RGB」が使われています。
チラシやポスターなど、アナログの物をデザインするグラフィックでも、パソコンさらにタブレットを使って作業するのが主流になりました。
代表的なソフトは、ポスターやチラシ、そしてパッケージなどのデザインに使う「illustrator」、そして書籍やパンフレットのデザインに使う「InDesign」などがあります。
一方、ピクセル単位のWebとの相性が良いソフトといえば、PhotoshopやXD、そして圧倒的なシェア率を誇るFigmaが挙げられます。
Webもグラフィックも、お客様の課題を解決するための手段の一つです。
成果物の媒体が違っても、お客様の期待を超える出来上がりになるように日々進化していることは同じです。
この間、会社の行事でグラフィック会社との交流会に参加しました。
お客様の業種を知り、お客様自身のことを理解した上で制作に取り組む姿勢はお互いに大事にしていることを改めて感じました。
Webやグラフィックといった手段を通じで、お客様が表現したい価値を、可能な限り最大限に演出しています。
Webサイトでは、お問い合わせしてもらうといった目的が達成できるように、ユーザーが閲覧してほしいページ間への遷移を導く「導線」の設計を重要視されています。
同じ媒体内に限らず、異なる媒体の間でも「導線」がひそかに存在しています。
例を挙げると、Webサイトへ遷移できるQRコードをチラシや名刺などに設置することもその一つです。
このようにWebサイトにアクセスしてもらうためにグラフィックを活用するケースが多くあります。
そのため、私が通っていた専門学校では1年目、Webとグラフィックコースを両方学習する形をとっていました。
Webサイトの制作にとどまらず、商品のパッケージやパンフレットなどの制作も行い、異なる媒体間の導線を考えることも課題でした。
デジタル化が進む今では、Webとグラフィックの境目は薄くなってきていると感じています。
「アニメーション」といい、要素に動きをつけるのはWebならではの特徴だったのですが、しかし拡張現実、つまり「AR」という技術は動かない名刺・ポスターを画面上で動かせることができるようになりました。Webの力を借りてグラフィックの表現幅がますます広がっています。
一方、ネット回線が速くなるとともに、Webサイトで表現できる内容も日々増え続けています。
より人の目を引くように、グラフィック的な表現を求める時代になってきました。
SEOの訴求だけにとどまらず、一見雑誌の一面のような斬新なデザインなど、美しく繊細なグラフィック表現がますますWeb上に広がっています。
これからWebとグラフィックはさらに融合して、ともに価値を伝える手段としてこの世の中を彩っていくのではないかと感じています。
このように補い合って発展しているWebとグラフィック。
媒体が異なっても、会社の価値を宣伝し、エンゲージメントを高めるための手法という立ち位置は変わりません。
アウラもグラフィック専門の会社と連携し、お客様の課題解決に取り組んでいます。
ぜひご相談ください。