手軽に開発環境を! XAMPP Portable導入記(初心者向け)

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手軽に開発環境を! XAMPP Portable導入記(初心者向け)

手軽に開発環境を! XAMPP Portable導入記(初心者向け)

こんにちは、アウラの三輪です。

ローカルにPHPなどの開発環境を構築するパッケージはいろいろありますよね。

私はレジストリに情報が書き込まれるのを極力避けたい派なので、何か良い方法はないかと探してみると、XAMPPにはポータブル版、つまりインストール不要で使えるバージョンがあるとのこと(2019年2月現在、Windowsのみ対応)

ということで、さっそく導入してみました。
自分用の備忘録みたいになってますが、お役に立てば幸い。

導入手順

まずはダウンロード

公式サイトからも辿れますが、SOURCEFORGEに直接行った方が早いです。
今回は「XAMPP Windows」を選択します。バージョンは、とりあえず最新版の7.3.1をチョイス。

「xampp-portable-win32-7.3.1-0-VC15.zip」をクリックすると、ダウンロードが始まります。

ルートディレクトリに配置

ダウンロードしたファイルを解凍します。

解凍して出来たフォルダの中に「xampp」フォルダがあります。この「xampp」フォルダを丸ごと、任意のドライブのルートディレクトリに配置します。CドライブでもDドライブでも、USBメモリでも問題ありません。

「xampp」フォルダの直下にある「setup_xampp.bat」を実行して、設定ファイル内のパスを書き換えておきます。
(ルートに置いた場合は実行不要かもしれませんが、念のため)

起動してみました

「xampp」フォルダの直下、「xampp-control.exe」をダブルクリックします。

言語の選択画面が表示されるので、デフォルトのまま「Save」をクリックして進めます(今のところ日本語には非対応です)

XAMPPのコントロールパネルが起動しました!
ApacheとMySQLを起動してみましょう。
それぞれの右側にある「Start」ボタンを順番にクリックします。

Apacheの起動時にファイアウォールの警告が表示された場合は、「プライベートネットワーク」にチェックを入れて、「アクセスを許可」をクリックしてください。

モジュール名に緑色のマーカーが付いたら起動成功です!

セキュリティ対策

初期は大変無防備な状態

今のままだとMySQLの管理者がパスワード無しの状態です。コワイ。
なので、パスワードを設定しておきます。

MySQLが起動している状態で、XAMPPのコントロールパネルから「Admin」をクリックします。
ブラウザが自動的に起動するはずですが、しなかった場合は、下記に直接アクセスしてください。
http://localhost/phpmyadmin/

パスワードの設定

上部メニューの「User accounts」をクリックすると、ユーザーの一覧が表示されます。
「root」の「Edit privileges」→「パスワードを変更する」
と進みます。「実行」をクリックするとパスワードが設定されます。
このパスワードは、ご自身でしっかり管理してください。

エラー回避

パスワード設定後に再度phpMyAdminにアクセスすると、エラーが表示されます。今度はこれをどうにかせねばなりません。

「xampp」フォルダ内に「phpMyAdmin」フォルダがあります。
その中の「config.inc.php」というファイルを、できればメモ帳以外のテキストエディターで開きます。

「/* Authentication type and info */」という項目を探します。
見つかったら、更に「$cfg[‘Servers’][$i][‘password’] = ”;」という行を探します(おそらく項目内の3行目あたり)

ここがカラになっているので、アクセス出来なかったと。なるほどなるほど。
先ほど設定したパスワードを、シングルクォーテーション内に入力しましょう。

上書き保存をして「phpMyAdmin」にアクセスすると、無事アクセス出来るようになります。

その他の初期設定(php.ini)

バージョンによって設定が必要な箇所が異なります。今回は最新版での場合です。
以下は全て、「xampp」フォルダ内の「php」フォルダにある「php.ini」にある記述です。

編集にあたっては、

  • 作業前に「php.ini」のバックアップを取っておく
  • 編集はできればメモ帳以外のテキストエディターで行う

をオススメします。

時計合わせ

「date.timezone=Europe/Berlin
 ↓
「date.timezone=Asia/Tokyo

に変更します。

「date.timezone」で検索すると2件出てきますが、修正するのは「Europe/Berlin」が付いている方です。

mbstringの有効化

  • 「mbstring.language = Japanese」の先頭の「;」を削除
  • 「mbstring.internal_encoding =」の続きに「UTF-8」を指定。こちらも先頭の「;」を削除します。

編集出来たら、上書き保存をお忘れなく!

まとめ

ポータブル版はインストール不要なので、異なるバージョンを入れておいて、いろいろな環境を試すことも可能です。
削除も簡単なので、気軽に導入できるのもポイント。
Web制作には欠かせない開発環境構築パッケージ。Windowsユーザーの方は、ぜひ試してみてください。

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