明海大学オープンカレッジ 様
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- 千葉県浦安市
今回オススメしたいのは、大阪市東淀川区の株式会社ニュートン様。前回取材させて頂いた株式会社山元紙包装社と同様、弊社スタッフとは創業前からのお付き合いで、大変ご縁のある会社様です。今回お話を伺ったのは、取締役事業本部長の豊島様。平成17年の創業から現在に至るまで、さまざまな社会情勢や人々とのつながりの中で大切にされてきた思い、進化の過程をご紹介致します。
「ご自身の幼少期、いつも身近な存在にいた優しい職人さん。大学卒業後ゼネコンに就職し、現場監督だった自分に厳しくもあたたかく接してくれた職人さん。現在、現場で頑張ってくれる職人さん。人生を通じて、たくさんの職人さんに支えられてきたと語る豊島様は、「この人たちが安定して働ける会社を作りたい」そんな思いをずっと心に持ち続けてきたのだそうです。
「現場監督は、天職だと思うほど楽しかった」と豊島様。職人さんと一緒に、ひとつのものを造り上げていく行程が魅力なのだそう。
リーマンショック後の不景気に直面し、新事業の太陽光発電システムに取り組み始めたのも、そもそもは職人の仕事を生み出すため。「当時はあの不景気の中、会社が生きのこるための選択肢でしかなかった。環境への意識は私自身、まだまだ低かったのです」と当時を振り返ります。
そんな豊島さんの概念を覆したのは、2011年のあの震災。現地にボランティアへ行き、その壊滅的な現状、原発事故が招いた取り返しのつかない事態を目の当たりにし、自分たちが扱う商品の「価値」に気づいたといいます。「震災前、太陽光発電は電気工事と屋根工事を一緒にする仕事、そんな程度の意識でした。でも実は、“自分の電気は自分でまかなう術”を、今の日本に必要とされている技術を、私たちは太陽光発電を通じて提供できるのだと気づかされました。将来、電力会社や原発に頼らずとも暮らしていける、そんな可能性を十分に秘めた技術。社会にとって、とても必要な仕事なのだと改めて認識できたのです。」
職人さんがずっと働ける会社を作りたい、その思いから選んだ太陽光発電事業という選択肢、新しい事業に取り組み見えてきた社会貢献への道。「これまでのすべてが点で繋がった」と話す豊島様。今後の取り組みで一番重要視しているのはやはり、太陽光発電で家庭内の電気をまかなう【スマートハウス】の普及です。「やっぱり家って、住む人の気持ちがぎゅっと詰まったものだから、造っていても本当に楽しい。好きな家造りを、好きな職人と一緒にして、それが社会の役に立つ。スマートハウスの普及は私がこれからの人生で一番取り組むべきこと、むしろ任務に近いのかもしれないなと、感じています。」家造りへの思い、職人思いの豊島様が見せてくれる笑顔が印象的でした。
豊島様の長年のご趣味はマラソン。休日を利用してなんと20キロもの距離を軽々と走られる事も!わたくし山名もしばしばご指導頂きますが、なかなか足下には及びません(笑)