支援レポート「意外と知らないホームページの制作工程」

〜ノーティカル×アウラ〜

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支援レポート「意外と知らないホームページの制作工程」

[執筆者]株式会社ノーティカル 末信さま

[執筆者]
株式会社ノーティカル 代表取締役 末信公平(中小企業診断士)

より質の高い総合的な支援サービスを行うため、「財務」をベースに事業戦略を共に考え、マーケティングやチームビルディング、デザインなど企業経営に必要な支援を、当社の事業パートナーと共に行います。

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制作費用には幅がありますが、オリジナルホームページを作成する場合、通常少なくとも100万円前後はかかってきます。

WixやWordPressを使わず、ホームページを一から作成する場合、制作会社に依頼することがほとんどでしょう。
オリジナルホームページとWix、WordPressの違いはこちらから

金額の主な違いは、すでにある既製品なのか一から作り上げるのかの違いであり、そこに関わる人件費の差が大きな要因となります。

ホームページの制作はどのような工程で進むのかは、なかなか外部からはわからないかと思いますし、私自身も当社のホームページを制作するまではよくわかっていませんでした。

そこで今回は、一般的なオリジナルホームページの制作する工程を、改めてアウラの山名社長にお伺いしました。

オリジナルホームページの初回打合せから完成まで

ホームページの制作工程

1. 初回打合せ(依頼主・制作会社)

ホームページを作成しようと決まったら、いくつかのホームページ制作会社へ問い合わせをされると思います。

依頼主側からは「ホームページを制作する目的」を伝える場面となります。
打合せを通じて、自社に合った雰囲気の制作会社なのか?自分たちの意図を汲んでくれそうな制作会社なのか?しっかりと良いホームページを制作してくれそうな会社なのか?予算内に収まりそうなのか?納期に間に合いそうなのか?を探ることになります。

制作会社側は、「なぜ?ゴールは?目的は?」を、ヒアリングを通じて探ることになります。
はじめから理路整然と言葉で伝えることは難しいですし、イメージを的確に伝えることも、なかなか難しいのではないでしょうか。
そのため、制作会社側はこの初回の打ち合わせで、いかに依頼主の目的や達成したいイメージをくみ取ることができるかが重要になります。
ヒアリング能力、イメージを言語化できる能力が、制作会社側には求められます。

この工程は、依頼主、制作会社双方のお見合いの場のような感じで、お互いにいい仕事ができそうかどうかなどを探る段階かと思います。

2. 企画を考える(制作会社)

初回の打ち合わせを受け、制作会社側では企画を考えます。
ヒアリングで得た情報をもとに、デザイナーやディレクターで打合せや情報収集を行い、コンテンツのアイデアを膨らませます。
依頼主の目的を達成させるため、どれくらいの情報を伝える必要があるのか?構成はどうするのか?どのようなデザインにするのか?を考えます。
予算と納期を考えながら、構成を組み立てていく工程となります。

この工程をしっかりしないと、依頼主を無視した提案になりかねません。
そのため、初回のヒアリングで依頼主の意図をしっかりとくみ取れるスキルが重要となります。

3. 提案書・見積り作成(制作会社)

方向性も決まれば、見積書を作成します。
同時に提案書を作成することもあります。
依頼主の希望の金額に沿いつつ、どこまで作りこみをするのか?どこに注力するのか?など、実際の制作工程や写真やデザインなどを含めてプランニングをします。
また、言われただけで終わらせるのか、依頼主が気づいていないこと、更に良くするためにプラスアルファの提案ができるのかなど、どこまで提案するのがベストなのかを見極めることが求められます。

4. 提案・プレゼン(依頼主・制作会社)

見積書や提案書をもとに、依頼主へ提案をします。
制作会社ごとに得意不得意もありますし、どこまで提案するかも会社ごとに特徴が出ると思います。
当然ながら、依頼主に伝わらないと意味がありません。
そのため、依頼主が理解できるように、意図が伝わるように注意を払いながら表現方法に気を付ける必要があります。

依頼主側は、こちらの意図を十分にくみ取ってもらえているかの確認になります。
一番大事に思っていることが提案に盛り込まれていないと、その制作会社の能力が低いのか波長が合っていないのかもしれません。

やりたいことをすべて盛り込むと予算オーバーになっている場合は、どこを削除するのかなども検討する必要が生じます。
また、納期に関しても十分に間に合いそうなのかを確認します。

見積金額だけでない部分での比較検討も必要になりますので、依頼主側としてもどこを大事にするのかを決めておく必要があります。

おおむね1~4までは2週間から1か月程度を要します。

ホームページの制作工程

5. プロジェクトの発足(依頼主・制作会社)

制作会社の提案を受け、発注先の制作会社の決定になります。
そのため1~4までは基本的に無料対応になると思いますが、ここらからはお金の支払いが発生することになります。

そして、ここからがホームページ制作の本番とも言えます。
お任せ丸投げよりも、依頼主側も様々な情報を制作会社側へ提供する必要が生じます。
初回ヒアリングだけでは足りなかった情報も、このタイミングで追加の打合せになることが多いと思います。

制作会社側が単独で作り上げていくというよりも、一緒に制作をしていく感じになります。
その方が、質の高いホームページを制作することができるでしょう。

6. サイトマップの設計(制作会社)

これまでの情報をもとに、サイトマップを具体的に詰める作業になります。
これまでがラフの設計図だったものが、この時点でより精緻な設計図を作るようなものです。
サイトマップを作り、制作工程を具体的に決める工程となります。
制作会社側は、この工程の見積もりが甘いと利益の確保が難しくなりますので、ディレクション能力が問われます。

ホームページの制作工程

7. 打合せ 2~4回(依頼主・制作会社)

サイトマップをもとに、依頼主と制作会社との間で内容をすり合わせていきます。
イメージやデザインの方向性を具体的に詰めていき、全体のサイトの雰囲気を決めます。

何回かのやり取りをしながら修正を加えて、徐々に設計図を固めていくイメージです。
制作会社側の能力が高いと、依頼主側の意図をくみ取った提案をしてくれますので、質の高いホームページ、納得できるホームページが出来上がります。

受注から方向性の確定までで、おおよそ2週間~3週間かかります。

8. 制作(依頼主・制作会社)

実際に制作活動にかかります。
デザインの制作やコーディング(プログラムコードを入力する)作業が始まります。

このコーディングの作業ですが、ソースコードをメンテナンスがしやすいように、さらに発展性を考慮してプログラムを入力していきます。
わかりやすく、効率よく、ミスやバグが起こりづらく、SEOの最適化(検索エンジンの最適化)を考えながら作成しますので、高度の能力が求められる箇所とも言えます。

また、コピーライトやテキストの作成、写真撮影なども並行して進めます。
コピーライトやテキスト、写真を依頼主側で用意する場合もあれば制作会社側で用意する場合もあります。 この辺りは予算の都合で変わってきます。

コピーライトも大事ですし、テキストももちろん大事です。
そして、ビジュアルで見せ、印象を左右する写真はさらに大事になります。
腕のいいカメラマンやコピーライター、デザイナーを抱えているかなども、制作会社の良し悪しを左右する要因と言えます。

9. 確認(依頼主・制作会社)

制作の進捗に合わせて、確認作業が入ります。
当初の想定通りに仕上がっているのか、動き(表示やページ移動など)が問題ないのか、写真の写り具合、動画の仕上がり具合に問題がないのか、などを依頼主と確認していきます。

気になる個所があれば修正していきます。
仮に写真の写り具合などが、思った質まで達していないなどの時は撮り直し作業などを行い、妥協のないように仕上げていきます。

10. 完成

最終的な確認が終わりましたら、完成となります。

7~10までで、おおよそ2~3か月ほどかかります。

納期に関しては、写真や動画の撮影スケジュール、問い合わせや確認事項の返答のスピードも影響を与える要因になります。

ホームページ制作は依頼主と制作会社が共同で行うプロジェクト

ホームページの制作工程

ホームページの作成は初回の打合せから、3~6か月ほどかかります。

長丁場となりますので、質の高いホームページを作成する場合は、制作会社の選定が重要になります。
ホームページ制作は依頼主と制作会社が共同で行うプロジェクトと言えるでしょう。
そのため、相性が合いそうなのかどうなのかも選定基準の一つとなります。

単にコストだけでなく、納期、クオリティ、コスト、人間性など総合的に見て、自社に合うホームページ制作会社を選定することが必要です。

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