明海大学オープンカレッジ 様
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- 千葉県浦安市
[執筆者]
株式会社ノーティカル 代表取締役 末信公平(中小企業診断士)
より質の高い総合的な支援サービスを行うため、「財務」をベースに事業戦略を共に考え、マーケティングやチームビルディング、デザインなど企業経営に必要な支援を、当社の事業パートナーと共に行います。
https://nautical.co.jpホームページの制作の時には、マーケティング的思考が必要となります。 その理由は、「目的」を明確化させ、「ターゲット」に「正しく」メッセージを届ける必要があるからです。
ホームページの制作目的が、「自社を良く見せたい」であった場合、そのターゲットは「誰」と考えて明確化させると、届けたい相手に正しく伝わります。
「自社を良く見せたい」相手が、自社商品を買って欲しい人なのか、それとも自社の求人に応募して欲しい人なのかでも大きくターゲットが異なります。 また、同じ商品を買って欲しい人でも、ターゲットが異なれば見せ方は変わります。
例えば、チョコレートを売りたいとしたとき、小学生の子供向けに売りたいのか、大人に売りたいのか。大人に売りたいとしてもそれは、学生なのか社会人なのか。学生でも女の子なのか男の子なのか・・・と、ターゲットを明確に定めれば定めるほど、正しくメッセージを届けることができます。 マーケティング的に言えば、“ペルソナを設定する”となります。 よく、「20代女性向けに売りたい」といったターゲットが絞れてるのか絞れてないような相談もありますが、同じ20代女性でも、大学生なのか、子供のいる主婦なのかでも、求めているニーズは異なることがわかると思います。
このように、目的を明確させるためにも「誰」を意識することは、マーケティングでもホームページの制作でも同じです。
「誰」を明確化させることで、ターゲットに正しく伝えることが可能となります。
アウラの山名社長とホームページの良し悪しの話を伺うことができました。 山名社長は「ホームページの質」と表現されていましたが、質の高いホームページとは「伝えたい相手に正しく伝わること」であり、質の低いホームページとは「目的がブレており、誰に届けたいのかわからず、意図していないメッセージが伝わってしまうこと」でした。
そして、「ホームページの質を高めるためにもお客様の意図をしっかりと汲みとり、ホームページに表現することが、ホームページ制作会社として一番大事なことです」と話されていました。
見た目がカッコイイ、キレイといったホームページであれば、現在であればいくらでもあり、また、テンプレートもあります。 ですが、「正しく伝えたい相手に届けることができるのか?」を考えたときに、慣れていない人だけでは難しいのかもしれません。
ホームページの質を上げるためにできること。
その第一歩は「誰」に「何」を伝えて「どのように」なりたいのか、を明確にすることです。
そのため、あれもこれもといったことを一つのホームページに表現するのは、マーケティング的な考えでも得策ではありません。
そして、より効果的にホームページを活用するためには、経営戦略とリンクさせることが必要です
経営戦略自体が無いと、「誰」に「何」の部分も決まりません。 ホームページの制作理由が、「商談した相手が自社を見たときに信頼してもらえること」なのか、「消費者に知ってもらって、自社商品を購入してもらうこと」なのか、「優秀な人材を確保するため」なのかでも、ホームページの制作の目的が異なります。
質の高いホームページ制作するためには、しっかりと製作者側へ目的を伝えることが必要となります。